ヘルスステーション~医学生向けページ~

医学知識のこと、医師国家試験のこと、その他雑談。内容に関する責任は一切負いませんので、自己責任のうえでご利用願います。こんなことが知りたい!書いてほしい!などリクエストあれば、コメントにてお願いします。

2019-01-01から1年間の記事一覧

【成人・老年版】①腰痛の鑑別#1ー椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症

地域に出る医療系学生へSeries、一つ目は腰痛についてです。 70%の人が生涯に一度は経験すると言われている腰痛から見ていきましょう。 簡単にするためざっくりと説明していますが悪しからず… 成人・老年の腰痛の原因は大きく分けて10個程度ありますが、ま…

地域に出る医療系学生へSeries〜イントロ〜

これから、“地域に出る医療系学生へSeries”を更新していきます。 地域とは、地域の病院見学から、自治会の健康教室、在宅医療の見学といった医療と関わりのあるところから、地域のイベントや地域の日常といった医療だけではない場面、また、自分の家、家族、…

頭痛のフィジカル

頭痛できた患者さんがERにきた時、 緊急性の高い疾患としてくも膜下出血、髄膜炎、緑内障、巨細胞性動脈炎が上がります。 女性では、嘔気も伴えば特に、妊娠も考えます。 硬膜外血腫、硬膜下血腫、脳腫瘍などによる脳圧亢進症状で出ている可能性もありますし…

医師国家試験の受かり方〜最後に〜

ここまで、医師国家試験の受かり方を①から⑤まで紹介してきました。 医師国家試験を受かるための私が思う要素とその割合を紹介します。 70%の時間(集中している時間)と、 20%の根気。 9%の巡り合わせと、 1%のセンス (エジソンっぽい?笑) この大部分…

国家試験の受かり方⑤

⑤禁忌を踏まないこと 医師国家試験の問題には「禁忌選択肢」が散りばめられていて、この選択肢を4つ選んだ時点で点数がどれだけ高くとも不合格となります。 以前の国試では禁忌単独落ちは都市伝説だ、みたいな風潮があったそうですが、最近は禁忌のみで落ち…

医師国家試験の受かり方④

④ 本番は、設問者の意図を汲んでキャッチボールをすること ここからは、本番実際に問題を解くことに焦点を当てます。 この④のテーマが特に重要になると思います。 模試などで間違えた問題に対して、なぜ間違えたのかを分析すると思うのですが、 「単に知識や…

医師国家試験の受かり方③

③自分より頭が良いと思える人と勉強会をしたり。話す機会を設けること。 国家試験の勉強では期間もある程度長いですが、ほとんどの時間は一人で勉強をする、一人での戦いとなります。基本はそれでいいでしょう(むしろ一人で責任を持って勉強できなければ、…

医師国家試験の受かり方②

② 年度別の過去問で3年分は、周辺知識までしっかり深めておく事。さらに10年分は触っておく事。 前回の①では臓器別、分野別学習について書きましたが、それらの知識がついた前提で②をするとより効率的です。①が点数の大半です。受かるためには②はおまけみた…

医師国家試験の受かり方①

①臓器別の学習を2周以上すること。 ここで強調したいのは、とにかく同じ内容を2周することです。 国家試験は範囲が広い、ゆえに、どれだけ頭のいい医学部生でも1周で全てを覚えることは無理です。しかし、確実に2周すれば、医学部生ならば大体のことを覚える…

医師国家試験の受かり方〜イントロ〜

報告になりますが、無事113回医師国家試験を合格し、医師免許を手にすることとなりました。合格した一人として、どうすれば医師国家試験に合格できるのかを書こうと思います。 もしかしたら、そりゃそうだ、という内容かもしれませんが、これから言うことが…

113回医師国家試験

2019年 2月9-10日、113回医師国家試験が終わり、私も受験者の一人でした。 昨年度までの国家試験と比べると簡単に感じました。というのも、ただ細かい知識を問う問題ももちろんありますが、それよりも研修医が臨床に出ていかに考えていかに動くかを問う問題…

ヘルスステーション~医学生向けページ~ 開設にむけて

このページでは、医学知識や医師国家試験対策などについて、 カテゴリー分けしながら解説していきます。 医学にスポットをあてて解説などしていきますが、 興味があれば一般の方向けページや看護学生向けページを見てみてもいいかもしれません。 いずれは、…