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国家試験の受かり方⑤

⑤禁忌を踏まないこと

 

医師国家試験の問題には「禁忌選択肢」が散りばめられていて、この選択肢を4つ選んだ時点で点数がどれだけ高くとも不合格となります。

 

以前の国試では禁忌単独落ちは都市伝説だ、みたいな風潮があったそうですが、最近は禁忌のみで落ちる人が毎年数人出ているそうなので、立派な落ちる要素、言い方を変えると、回避すれば受かる要素の1つと言えます。

 

どうすれば禁忌を踏まないか、合格した今考えてみれば簡単なことでした(私は禁忌0で通りました)

なにはともあれ勉強して過去問を解く中で、禁忌となる項目を勉強していきましょう。過去に出た禁忌はほぼ100%踏まないように努力できます。しかし、最近は目に見えた禁忌だけでなく、「え、これも禁忌なの?」「禁忌かもしれないけど勉強したことがないから微妙…」という、禁忌についての新しい知識を聞いてきたりすることもあります。そこで以下、もう1つの解決策。

 

しっかり①〜④をやっていれば、高得点を狙うことができます。必修のボーダーは絶対基準で8割、一般・臨床のボーダーは相対基準で毎年大体7割なわけですが、これを狙って勉強するのは詰めが甘い。問題が難しくない年では必修9割、一般・臨床8割を目指して良いと思います。問題が難しい年でも。一般・臨床7.5割以上は欲しいです。

いずれにせよそれくらい点数がとれるレベルであれば、そこから3、4問落としたところで受かります。結論、「この問題選択しちゃったら、結果発表までの期間禁忌落ちにおびえることになりそうだ…」みたいなのは、ノーマークで出しちゃっても問題なし。点数高くても禁忌だけで落ちるくらいなら、1問落としてリスク回避した方が、受かるためには賢い。受かれば良いのですから。ただし、マークミスには注意しましょう。(ノーマーク出したら問答無用で禁忌判定、なんていう基準が出ちゃったら、通用しませんのでこれも注意)

 

まとめると、禁忌を踏まないために必要なことは、余裕を持って受かる点数をとることです。実際、先程書いた点数(難しくない年では必修9割、一般・臨床8割)は蓋をあけるといわゆる平均点になりますので、大部分の人は余裕持って受かってるんですよね。

 

(編集:りゅ)