医師国家試験の受かり方③
③自分より頭が良いと思える人と勉強会をしたり。話す機会を設けること。
国家試験の勉強では期間もある程度長いですが、ほとんどの時間は一人で勉強をする、一人での戦いとなります。基本はそれでいいでしょう(むしろ一人で責任を持って勉強できなければ、国家試験は受かりません)。
しかし、このような経験はないでしょうか。例えば医療実習で、次の日◯◯科の病棟回診。先生はたくさん質問をしてくる方と聞いているので、前日に5時間も◯◯科を勉強し、かなり勉強したつもりになってその日を向かえる。
ところが、いざ回診中に先生に質問をされると、「あれ、それはやってないぞ?」「それはやったけど、質問に答えられるレベルまでは理解していないぞ?」なんていうふうに、答えられなかったような経験、ありませんか?
無い人はこのページは読まなくてもいいのかもしれませんが、こういった経験があるような人にとっては、要するに、たくさん勉強したせいで「もう十分」という気になって、自分の見落としに気づけないのです。長時間勉強する人ほど、能力が無いわけではなく、普通のことです。
そういった点でも、是非誰かと勉強会をして、「その視点は考えてなかった!」「勉強したつもりだけどいざ説明してみたら上手く説明できなかった!」となりましょう。課題点をみつけて復習するのも大切ですが、「自分はまだまだ」と気づけるだけでも収穫です。
さらにできれば、「自分より頭がいいな」と思える人とやるのがいいですよね。「自分はまだまだ」と気づくことが大事なわけですから。お互いがお互いのことを「頭いいな」と思えることが理想です。お互いが相手にそう思ってもらえるように、頑張って勉強するといった環境もできます。
(編集:りゅ)